初めまして、SALの広報担当です。これからSALについてのストーリーを沢山発信していきたいと思います。よろしくお願いします!
今回は、SALの経営理念である「わがままに生きる人をつくる」。その経営理念について社長である魚住さんにお話を伺ってきました。わがままに生きる人をつくるきっかけとなったこと、わがままに生きることにおいて大切にしてることなど。SALに興味を持ってくれた方はぜひ一度目を通していただけるとうれしいです。
1.最初のきっかけは自分の家族のことだった
—SALの経営理念でもある「わがままに生きる人をつくる」のきっかけとなったことはなんですか?
魚住:強いきっかけでいうと、1つは家族のことでした。母親が離婚を4回していることもあり、破天荒な性格だったので、毎日心配が絶えなかったです。
父親が再婚をして兄弟が3人腹違いでいるんですけど、一番下の妹が15〜16歳、兄が24歳、次男が21歳ってなった時、父親が既に70を超えていて現役を退いても、子供達が成人を迎えてない状態が生まれるだろうなと思っていました。
その中でも僕が長男であるので、面倒を見れる状態がすごい重要だと感じていました。そういう事に対して無責任にしてたら後悔しそうと思ったので。とはいえ自分でも色々経験したことないこと、欲しいものは手に入れるってことをやりたかったです。ただ上記のことを叶えたいとなった時、普通に働いてたらそういった余裕は得られないと思っていました。それが最初からあった危機感ですね。
2.わがままに生きれないと感じた会社員時代
—普通に働いてたら余裕がないとおっしゃっていましたが、具体的にそれを感じ始めたのはいつ頃ですか?
魚住:サイバーエージェントという会社で、週2しか家に帰らないという生活をしていました。経験値などは手に入れられたけど、自分の働き方であったり、企業で勤めてもらえる報酬に限界を感じました。
そういった意味ではやっぱり自分で起業をしないと、わがままには生きれないとはっきりわかりました。無理して働いて体を壊したこともあり、立ち止まって考えた結果、自分の10年〜20年後をイメージした時に「起業だ」という風になりました。
—何かを手に入れたいのならリスクをとらないと、手に入らない
魚住:手に入れたいものがそれなりに大きいと、リスクを取らないと手に入れられないですよね。それが当たり前の状態でいたいし、それを体現したいし、それが当たり前の感覚の仲間と働きたいと思いました。
リターンに含まれるものに、納得度があると思います。自分で何をするか?誰と働くか?を決めるので、納得度がとても高いです。リスクを取ったからってリターンがあるとが限らないじゃないですか。逆に自分で選択しないと、誰かのせいにして生きてしまいますよね。
新卒の頃、入っていた会社では上司が悪い、会社が悪いなどと思ったこともありました。財閥系の大きな会社で、ランチにいくと、他人の出世を妬む会話が多かったです。あの人が出世できたのは、○○役員に取り入っているからだ。とか。このままでは夢も希望も全く持てない。自分で動かなければと思っていました。
—自分の納得できるリターンを得たいと思ったのが起業の決め手に
魚住:それでいうとサイバーエージェントは、新しいことをどんどんチャレンジしてる会社だったので、そういった場所で新規事業を担うような人材になりたいなと思いました。そして起業するためのスキルだったりアイディアを手に入れたかったです。新しい市場だったら年が若い方が価値を提供できると思ったので、そこを狙ったんですよね。当時はインターネット広告の市場はまだまだ新しかったので。
本当に今までの仕事のやり方と違ったので、初めはすごいショックはありましたけど、何とかしがみつきながらやってました。ただ自分の生産性が悪かったので、労働時間を沢山使うような働き方をしてしまっていました。それも踏まえて、もしそれだけ働くならすべて自己責任で働きたいと思って、起業に踏み切りました。
3.リスクをとることを常に大事にしたい
—「わがままに生きる人をつくる」ってことに対して思っていることを教えてください
魚住:「わがままに生きる人をつくる」ってことに対して思っているのは、その当時は愚痴を言ってるだけで動かない人たちがすごい嫌いだったんですよ。
だからそういった人たちと働くのがすごい嫌で。だから愚痴をいうなら、次、愚痴言わないで良いように変える、自分の行動だったり何かを変えるといったことができる仲間達と働きたかった。今でもそこはすごい大事だと思っていて、何かを手に入れたいならリスクをとる、それが当たり前である会社でありたいと思うし、こういったことを大事にする人達でありたいと思っています。
—手に入れたいものを明確にする
魚住:みんな、お金はあったらいいな、時間もあったらいいな、好きな仲間で働ければいいなと思っていますよね。あったらいいなはたくさんあるのですが、絶対にそれを手に入れたいと思えるかが重要だと思います。あったら良いよねって人はいっぱいいるけど、行動/リスクを取りたくないって人達は愚痴になってしまうんですよね。
その場合は手に入れたいものをちゃんと考えてないからってことが多いんですよね。あったら良いなだから、別にそれは手に入らなくてもしょうがないってなる。行動/自分を変えるメリットがないんですよ。だからまずは手に入れたいものをどんどん発表/明確にしていこう、それを手に入れるためならば自分の習慣を変えるメリットが生まれてくる。まさにリスクとリターンですね。
—そもそも今はキャリアプランを作るのが難しい
魚住:最近本当よくそう思います。13年組織づくりをして色んな失敗を繰り返しながら会社の組織を作り直してる所だけど、やっぱり手に入れたいものが漠然としてる人は変わらないんですよね。でも明確で手に入れたいと思ってる人はどんどん動く。キャリアプランってすごい大事なんだけど、その人が人生で何を手に入れたいかわからないと描きにくいんですよね。
特に終身雇用が謳われていた時代には、肩書きが出世すれば、給料が上がり、とりあえず定年退職金もある程度もらえるだろうとされていました。なので嫌な仕事でも我慢して肩書き上げる、部下に文句言われながらマネジメントやるって成り立ってたのが、今ってそんなの一切描けない。そもそも今キャリアプランを作るのが難しいんですよね。
—キャリアプランを描く上で「わがままに生きる」はとても大事
どの職業をやっていれば5年後安泰かなんて誰も言えないんじゃないかなと思います。自分のキャリアプランを描く上でも「わがままに生きる」っていうスタンスは大事だなと。欲しいものは欲しいといって、それを手に入れるためにキャリアを活用する。そんな思いがこもっています。このキャリアプランであれば安泰なんてものはないですよね。
そもそも「わがままな人」が集まって仕事することが前提です。SALで働くから「わがまま」になれるということは無いです。ただ、SALは、「わがままに生きる」ことを大事にしているので、そんな人が成長しやすく、応援しあう土壌を作ってきたつもりです。、ただ、ここに終わりはなく、より「わがまま人」を輩出していくためにどうしたらいいか?ほんとうに「わがまま」になるためにはどうしたらいいか?SALができることは何か?を常に考えています。
4.最後に
—わがままに生きることが大事になっていく
魚住:2008年にSALができて、その頃に比べ一人当たりが受ける情報量が一気に増えました。情報爆発ですね。みんなが手に入れられる情報が増えていることで商品サイクルも短くなってる、廃るのも早くなっている、コロナもあって、金融危機もあるかもしれない、世界が不安定になっていく、この先がより読めなくなってくる中、じゃあ何が大事なんだっけっていうと「わがままに生きる」ってことだと思うんですよ。それが唯一の羅針盤になるんじゃないかなと思っています。
—その中でも今日の自分を振り返ることが大事
魚住:自分がどう生きたいんだっけ、何を手に入れたいかの指針が唯一自分の中で道を作ってくれるもの。自分と向き合うこと、目的、感情、つまらないことやしんどいことは捉え方の違いだと思います。トレーニングも目的意識があれば乗り越えられるじゃないですか?自分が何を手に入れたいか、なぜ手に入れたいか(目的意識)を忘れちゃうんですよね。それと向き合うために、今日の自分を振り返ります。だんだん自分の感情を捉えやすくなる。何を手に入れたい人間かわかりやすくなってきます。
「わがままに生きる人」とは、自分と向き合い、本当に欲しいものは何か?を自分に問い続けて生きていく人です。
SALを活用して、わがままに生きてください。
精神的にも、経済的に自立した仲間になりましょう。